ピカピカに磨くには、3段階に分けて拭きます。
まず、住宅用洗剤を薄めたお湯で水拭きし、次に専用のゴムべらでしごくように水分を取り除きます。そして、最後は乾いた布でから拭きすると、透明に仕上がります。
専用のゴムべらがないときは、自動車のワイパーでも代用できます。布は、タオル地のように繊維が抜けるものは、拭いている最中にケバがガラスについてしまい、かえって汚れてしまいます。洗いざらしの木綿がおすすめです。
窓ガラスの汚れは新聞紙で十分きれいになります。新聞紙を丸めて水に湿らせて拭きます。水分のあるうちに乾いた新聞紙でカラ拭きするとピカピカに。
アルミサッシは、水拭きが鉄則です。アルミは酸やアルカリなどの強い洗剤にはとても弱く、また、ワイヤブラシなどでこすると傷がつきますので注意してください。
アルミは、水分(湿気)にも弱い材質です。結露などで水滴がついたときは、サッシの表面の被膜を傷めないためにも、すぐに拭き取るように習慣づけましょう。
乾拭きで日頃のそうじをして下さい。海に近い場合は、塩分が多いので、水洗いでこまめにそうじしましょう。
開閉しづらくなった時は、戸袋の中をそうじしてゴミを取り除いてみてください。季節ごとに戸車に油をさすと尚、良いでしょう。
網戸のおそうじは、おっくうになりがちですが、網目には案外ほこりがたまっているものです。汚れたままにしておくと劣化を早めてしまいますので、あたたかく、天気の良い日などにおそうじをしてみましょう。
網目がズレたり、桟からはずれないように、必ず両面から網をはさみ込むように扱ってください。大きめの乾いたスポンジを、網の両面から同時に動かして、ほこりを取り除きます。(汚れがひどいときには、スポンジに住宅用洗剤を薄めた水をひがしてください)その後、網目全体にゆきわたるように水をかけ、乾いた布で水気を拭き取ります。
冬期間は、網戸を取りはずして収納することでずいぶん寿命が延びます。
タタミは、目にそってそうじをすることがルールです。掃除機やほうきで、ほこりをきれいにとりましょう。ヘリは爪ブラシのようなもので軽くこすって落とします。また、タタミは湿気に弱いので年に一度は日光に当てるようにしましょう。その際は、必ず裏干しすることを忘れずに。よくタタミの上にカーペットを敷いているご家庭がありますが、衛生上好ましくありません。
黄ばんだタタミはちょっとみずぼらしいものです。抹茶をお茶で溶いたもので拭くと緑色が戻り、みかんの絞り汁で拭くと白さが戻ります。いずれも雑巾を固くしぼって使用してください。
日に焼けたり、汚れを放置しておくと、障子紙が黄ばんできます。障子は、日本の風情を映す粋な光の演出家。いつもきれいにしておきましょう。
ふだんは、はたきやブラシでほこりを落とす程度でかまいません。桟だけでなく、障子紙にも全体的に軽くブラシをかけるようにすると、白さが保てます。
障子紙は、最低でも一年に一度は張り替えます。その際、桟も水拭きしてきれいにしておきましょう。
障子の黄ばみが気になるときは、大根おろしの絞り汁をハケなどで塗ってみて下さい。見違えるほど白くそして丈夫になります。
美しい輝きが魅力のステンレスですが、ちょっとお手入れを怠ると、白っぽくなってしまいます。これは、主に水に含まれる塩素のしわざ。濡れたまま放っておくと、水分は蒸発しますが、塩素は白っぽく浮いてきてしまうのです。
また、異金属を置いておくとサビの原因となります。いつまでもピカピカの流し台にしておくには、スポンジや柔らかい布にソフトクレンザーをつけて洗うことしか、方法はありません。
このとき注意したいのが、洗う方向。ステンレスのすじ目にそって1方向に磨きます。洗い流したあとは、水気を十分に拭き取ります。
ホーローが衝撃に弱いのは、ホーロー自体がガラスの被膜でできているからです。シンクにゴム製のマットを敷いて、鍋や食器などで傷をつけないように注意しましょう。
お手入れは簡単です。スポンジや柔らかい布に中性洗剤をつけて洗うだけ。ナイロンタワシやクレンザーは、表面を傷つけてしまいますので、使わないようにしてください。
シンクを磨くとき、スポンジの代わりに、大根のしっぽや人参の切りくずにクリームクレンザーをつけて円を描くようにこすると汚れがよく落ちます。
浴室は、入浴後、浴槽が暖まっている時に掃除をすると効果的です。また、入浴後はもちろん、昼間も換気をしておくと、カビなどから浴槽を守り、浴室を清潔に、長持ちさせることができます。
清掃にはスポンジと中性洗剤を使ってください。タワシ・ブラシ・クレンザーなどは表面を傷つけ、ツヤをなくす原因となります。ただし、専用のクレンザーも市販されていますので、黒ずみが気になる時など上手に利用しましょう。
タイルにどうしてもはえてしまうカビ。汚れがつく前にロウソクをぬってみましょう。ロウが汚れや水をはじく役目をしてカビがはえにくくなります。
木質フローリングは、湿気を嫌います。ふだんのおそうじは必ずから拭き、3ヶ月に一度は液体ワックスを塗って、ツヤと美しさを保つようにしましょう。
木質フローリングで注意したい点は、床下を常に乾燥させておくこと。床下の通気が悪かったり、水はけが悪いと、湿気があがってきて早く傷んでしまいます。また、温風ヒーターの熱風や反射式ストーブの熱が直接床材にあたるとヒビ割れや変色の原因となります。マットなど敷いて保護しましょう。
普段のお手入れは一般用フローリングと同じでかまいません。しかし、発熱剤や温水パイプが組み込まれていますので重いものを置いたり、ホットカーペットとの併用をするとヒビ割れや変色の原因となりますので注意が必要です。
お米のとぎ汁や牛乳は、フローリングのつや出しに効果があります。雑巾で固くしぼって拭くと洗剤いらずできれいになります。